東北本線の西側に延びるおよそ3kmの道沿いに、お菓子屋さんが並ぶ「スイーツ通り」。その一角にある「ブルージュプリュス」は、ケーキや焼き菓子、パンも扱う人気のお店です。
中でも「アツい」のが、看板商品のひとつ「イギリス海岸〜ハードバウム〜」。ゴツゴツとした見た目はまさに、宮沢賢治が名付けた花巻の名勝地「イギリス海岸」の岩肌のよう。
特に写真の3山タイプはどっしりと厚みがあり、箱を開けた途端「わあ!!」と歓声を上げずにはいられない、インパクトと存在感です。(サイズはほかに1山タイプがあります)味わいもすばらしく、外側はザクザク、中はモチモチねっちり。口の中でジュワ〜っと広がるリッチな風味がたまりません。地元はもちろん、県外から取り寄せるリピーターも多い、というのも納得のおいしさです。
生地には、契約栽培のお米「陸羽132号」の粉をブレンド。陸羽132号は、賢治さんが「冷害に強く、味もいいから」と農家に栽培を勧めたという品種です。また卵は、賢治さんが愛した種山高原の麓にある「菊池農場」の平飼い卵「イーハトーブの四季」を使用しています。甘いもの好きだったという賢治さんも喜んでくれるお菓子を、と材料にもこだわり、試行錯誤を重ねた自信作。店内に併設された工房内で、一層ずつ丁寧に焼き上げています。
じゃじゃじゃ!! たいしたインパクトだな!! ゴツゴツした見た目が、まさに賢治さんが名付けた「イギリス海岸」みたいだなはん。
使っている材料も、賢治さんゆかりのものだずよ。外側はザクっと、中はモチっと…。かまりっこ(香り)も良くて、こりゃうんめえ〜!