自然栽培野菜や発酵食を使ったランチや加工食品が評判の「豆蔵(まめくら)おしきり」。野菜の加工販売なども手がけている野菜農家「押切食品」の押切富美子さんが「地場の野菜や発酵食のおいしさ、魅力を伝えたい」と、2016年にオープンしたお店です。
ランチは、看板メニューの「週替わりランチプレート」をはじめ「県産豚 焼売&餃子プレート」「旬野菜のチキンカレー」の3種類。化学肥料や農薬に極力頼らない地元産の自然栽培野菜をたっぷり使い、味噌やマヨネーズなどの調味料もほとんどが自家製。「家庭的な料理ばかりで、特に凝ったものは作ってない」と富美子さんは笑いますが、素材を吟味し、一品一品ていねいに作られていることが伝わります。
中でも感動的なのが、大きなお椀によそったお味噌汁。出汁は、通常は捨てられてしまう野菜の皮や種、ヘタなどをじっくり煮出した「ベジブロス」と昆布。味噌は、押切家に代々伝わる青大豆「におい豆」を十割麹で仕込んだ自家製味噌。具材に季節の野菜がたっぷり入り、体と心にじんわり染みわたる味わい。「ランチの主役は味噌汁」と言うのも納得のおいしさです。
日々を忙しく過ごす人たちに「自分をいたわる食事」を提供できたら、と話してくれた富美子さん。その思いがしっかり感じられるやさしいランチです。
ランチ各種 850円(+150円でコーヒーが付きます)
カフェタイムのスイーツセット 500円
ここのランチ、うんめえよな。オラは特に秘伝の「におい豆」と一緒に炊いたまま(ご飯)が好きだ。味っこもいいしかまり(香り)も最高。
採れたての野菜や加工品の直売コーナーがあるのもよがんす(いい)な。押切さんの自家製キムチ、え(家)の冷蔵庫さいっつも入ってらよー。